水産・農林業のオウンドメディア

水産・農林業のオウンドメディア

東証一部に上場しているすべての企業を対象に、オウンドメディア開設の有無、その目的やターゲット、内容を調査しています。
本記事では「水産・農林業」の企業のオウンドメディア開設状況、特徴を分析します。
また参考になると思われるオウンドメディアの事例をピックアップしました。

オウンドメディア開設状況

現在、東証一部に上場している水産・農林業の企業数は8社。うち3社(約38%)がオウンドメディアを開設していました。

水産・農林業のオウンドメディア一覧

各企業が開設しているオウンドメディアです。

株式会社サカタのタネ

園芸通信

タネから広がる園芸ライフ / 園芸のプロが選んだ情報満載

マルハニチロ株式会社

umito.

海と魚がもっと好きになるウェブマガジン umito.®

ホクト株式会社

きのこらぼ

きのこでもっとあなたの暮らしをいきいきと
毎日をいきいきと過ごすニュースがもりだくさんの情報サイトです。

水産・農林業のオウンドメディアの特長

事例としては3つのみでしたが、水産・農林業のオウンドメディアには、以下のような共通要素があると言えそうです。

1.提供している商品の「楽しみ方」を紹介している

園芸通信(サカタのタネ)では野菜や花の育て方、収穫後の楽しみ方(レシピ)を紹介。umito.(マルハニチロ)では魚の美味しい食べ方、きのこらぼ(ホクト)では「菌活」などのきのこの活用法を紹介しています。これらを「自社商品の活用法」と捉えるならば、多くのBtoC企業のオウンドメディアでも取り組めるのではないでしょうか。

2.季節感を感じさせる運用をしている

オウンドメディアは更新感が重要。季節に応じたコンテンツを計画的に用意するのは、更新感を出していくのに有効な方法です。水産・農林業と日本の四季とは切っても切り離せない関係にあります。各メディアともに春夏秋冬にまつわる話題をコンテンツとして掲載しているのはとても自然で、更新感の観点からも有効だと思われます。

3.レシピコンテンツを用意している

水産・農林業であることを考えると当然と言えば当然ですが、3件ともレシピコンテンツを用意しています。オウンドメディアのコンテンツ企画においては、「自社だからこそできること」「自社だからやる意味があること」に力を入れるべきです。水産・農林業のメーカー企業として消費者との接点にレシピコンテンツを持ってくるのは、オウンドメディアの企画としては王道と言えるかも知れません。
ちなみにサカタのタネの「園芸通信」では「収穫時期から探す」というナビゲーションがあり、種苗メーカーらしさを感じさせます。

オウンドメディアに関するお問い合わせ

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